カリキュラム概念

新しい教養教育は大きな2つのカリキュラムから成り立っています。全部の学生が共通で履修する「共通カリキュラム」と各学部の理念に従って履修する「目的別カリキュラム」です。専門教育の前にあるいは専門教育と並行してこれらを受講することにより、「幅広い教養の基盤に立った高度な専門知識や技術を有し、社会に積極的に貢献できる人材を育成する」のが三重大学の使命です。

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「共通カリキュラム」には理念として次の2つが掲げられています。

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具体的な共通カリキュラムの内容は次のようになっています。

共通カリキュラム

領域科目単位数
教養基盤科目 アクティブ・ラーニング スタートアップセミナー 2
教養ワークショップ 2
外国語教育 英語 6
異文化理解 異文化理解基礎 2
異文化理解演習 2
健康科学 スポーツ健康科学 2
教養統合科目 地域理解・日本理解 (別途定めます) 2 2
国際理解・現代社会理解 (別途定めます) 4
現代科学理解 (別途定めます) 2
合計 26

(数字は卒業するために必要な単位数)

三重大学には5つの学部がありますが、それぞれの学部はどのような学生を育てるかという理念と方針を持っています。それに基づいた教養教育が「目的別カリキュラム」です。より広い教養をつけることを目指して科目を指定している学部・学科もありますし、専門で学ぶ科目の基礎力をつける科目を指定している学部・学科もあります。詳しくは『教養教育履修案内』をご覧ください。

目的別カリキュラム

領域履修すべき科目履修すべき単位数
教養基盤科目 アクティブ・ラーニング 各学部が定めます 各学部が定めます
外国語教育
異文化理解
健康科学
基礎教育
キャリア教育
教養統合科目 地域理解・日本理解
国際理解・現代社会理解
現代科学理解

それぞれの領域の内容を簡単にご紹介します。

(1)アクティブ・ラーニング

「スタートアップセミナー」は前期に開講され、4つの力(感じる力、考える力、コミュニケーション力、生きる力)の育成のための基礎となる科目です。後期には少人数の「教養ワークショップ」が置かれます。スタートアップセミナーが「聞く」「話す」能力の育成に中心を置くのに対し、「教養ワークショップ」は「読む」「書く」能力の育成のため、学生が自分で書籍を読んで書評を書き、お互いに批評し合う授業を行います。このような少人数のセミナーを年間を通して行うことにより、自律的・能動的学修力の育成を行います。

(2)外国語教育

外国語教育として英語を履修します。英語力の指標としてTOEICを用いています。自律的な学修とグローバル化に対応した人材の育成をめざし、新たな授業の方式を導入します。入学直後には全員集中的に週4回の授業を行い、英語力のさらなる増進を目指します。

入学時のTOEICの成績上位の学生のために「英語特別プログラム」を開始します。スタートアップセミナー、教養ワークショップ、教養統合科目の定められた単位も英語で受講し、仕上げとしてイギリスの大学に短期留学を予定しています。

(3) 異文化理解

多様な文化を理解するグローバル人材育成のための科目です。ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語のいずれかの言語を手段として、その言語が使用される文化圏の文化、歴史、生活等を理解する科目を履修します。

選択した文化圏の言語を習得するための「異文化理解基礎」とその言語が用いられる地域の文化、社会、歴史等を理解するための「異文化理解演習」を履修します。

(4)健康科学

自律的・能動的学修力の基盤とするため「健康科学」を共通カリキュラムとしています。体育の実技と健康科学等の講義を組み合わせた新たな授業により、健康的な生活ができる自己管理能力を育成します。

(5)教養統合科目
  • 地域理解・日本理解
    「地域に根ざし国際社会で活躍できる人材の育成」という大学の目標の実現のため、地域を理解し、それを地域において活用することを目指す科目、バランスのとれた国際人となるよう日本を理解する科目を履修します。
  • 国際理解・現代社会理解
    今後の複雑な国際社会に対応できる人材を育成するため、東西の歴史や思想、政治・経済・社会のしくみ、現代の国際情勢などを学ぶ科目を履修します。
  • 現代科学理解
    国際的に活躍するため、国際社会を理解するために必要な情報科学、環境とエネルギー、生命科学などさまざまな科学的問題の基本的知識とそれらについて合理的・科学的に考える力を育成する科目を履修します。
(6)基礎教育

「目的別カリキュラム」に位置づけられます。専門分野の基礎的な知識を育成する科目です。情報科学、数学、統計学、物理学、化学、生物学、地学の専門分野における、基礎知識として必要と見なされる内容について学びます。

(7)キャリア教育

「目的別カリキュラム」に位置づけられます。キャリア教育の科目を履修することにより、学生自らが人生の在り方を考え、また、それを将来の職業、そして生活へと結びつけていくことを可能にすることを目指します。

それぞれの領域で実際に開講される科目とその内容についてはシラバスをご覧ください。