三重大学の教養教育は、2015年に新たな歩みをはじめ、専任教員により構成される教授
会を置き、教養教育のカリキュラムに責任を持つ体制ができあがりました。2018年4月からは、組織の名称を教養教育機構から教養教育院へと変更しました。
教養教育では、全学部の学生が共通で履修する「共通カリキュラム」と各学部の理念にしたがって履修する「目的別カリキュラム」を用意しています。「共通カリキュラム」は、2つの理念―「自律的・能動的学修力の育成」と「グローバル化に対応できる人材の育成」―に基づいています。
変化の激しい現代では、他者と協調・協力しつつ、自ら主体的に学ぶことが重要です。また、国境を越えた人々のつながりや、情報のやりとりも、ますます増加しています。そのような時代に対応できる力を身につけてもらいたいと考え、教養養育における2つの理念が生み出されました。
教養教育院には、多様な専門の教員が所属しています。また、いろいろな学部の教員が教養教育の授業を担当しています。学生諸君は様々な専門分野に進みますが、分野にかかわらず必要となる大学での学びの基本や、多様な価値観を身につけておくことは、自由に考えることを助け、専門分野の理解も深めます。教養教育では、専門分野を超えた、教員と学生が交流できる場を提供することを目指しています。教養教育の授業やイベントに積極的に参加してくれることを期待しています。では、教室でお会いしましょう!